2010年度第1回セミナー
2010年度第1回法と経済学セミナー開催のご案内
このたび本学会では、次の要領により、法と経済学セミナーを政策研究大学院大学様と共催いたします。
多数のご参加をお待ちしております。参加ご希望の方は、下記内容をご確認の上、メールまたはFAXにて学会事務局までご連絡ください。
記
1.日時 2010年6月25日(金)18:10〜19:30
2.場所 政策研究大学院大学・5階講義室L
〒106-8677 港区六本木7−22−1
( http://www.grips.ac.jp/jp/about/access.html)
3.演題
『私的整理による企業再建の効率性に関する検証:債権放棄事例を対象とした実証分析』
【概要】債権放棄を実施した後に再破綻して再度債権放棄を受けたり,法的整理への移行があったりすれば,当初の債権放棄を含む再建策は,抜本的な企業再建に結びつかない内容であった可能性がある.
その背景には,大口貸出先の倒産処理が銀行自身の経営を揺るがしかねない局面では,銀行経営者が抜本的な倒産処理を避け,問題を先送りするといった動機が考えられる.
そこで,日本で1993年1月から2004年1月にかけて行われた債権放棄を分析対象とし,破綻企業の再建につながる効率的な企業再建がなされたか否かを実証分析を通じて検証した.
分析結果は,債権放棄実施後に再破綻する可能性はメインバンクにとっての大口貸出先である場合ほど高くなる傾向を確認するなど,大口貸出先では抜本的な処理の実施を躊躇し,問題を先送りしていた可能性を唆している.
4.主催 政策研究大学院大学・知財プログラムまちづくりプログラム/法と経済学会
5.講師 広瀬 純夫 氏(信州大学経済学部准教授)
【略歴】
1988年 早稲田大学政治経済学部卒業
2004年 東京大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学(博士,経済学)
2004年 信州大学経済学部講師、のちに准教授 現在に至る
6.参加申込み方法
(1)事前に参加登録が必要です。参加をご希望される方は、氏名、所属、住所、電話番号、
ファクス番号、E-mailアドレス、学会員か否かを明記の上、電子メール又はファクスにて
お申込みください。
(2)参加申し込み連絡先:メール jimukyoku@jlea.jp(発信元)又は jlea@srdi.or.jp
FAX
7.会場に関する問い合わせ
政策研究大学院大学 田尾()
8.ご注意
(1)入館規制があります。必ず事前にお申し込み下さい。
(2)当日の会場案内等は、『法と経済学勉強会(幹事:田尾)』と表示されます。
以上
法と経済学会事務局(jimukyoku@jlea.jp)